2008年07月04日
公開質問状

本日,愛知用水土地改良区理事長に提出した公開質問状(作成名義:三好池散策路建設の中止を求める会代表山上博信)は,下記のとおりです。
公 開 質 問 状
愛知用水が昭和36年に正式通水後、47年が経とうとしています。愛知用水の水は三好町の田畑を潤すとともに、町民の飲料水としても利用され、三好町の発展に多大な貢献をしてきました。町内には調整池である三好池があり、夏の花火やカヌー競技の場として利用されるとともに、外周道路は散策やジョギングを楽しむ人達でにぎわっています。
そんな中で昨年三好町は、愛知用水土地改良区の行う護岸補修工事に併せ、三好池周辺散策路建設計画を持ち出しました。私たちの知るところでは、池の浚渫土を余水吐きの高さまで岸辺に盛り土し、幅員3mの散策路を池の内側に造るというもので、概算工事費約10億円を予定していました。三好町は当初散策路建設の大きな理由として、今後の水利用の減少に伴い現れる裸地の利用と、現在の外周道路と散策路による歩車分離を挙げていました。
しかし池の岸辺は本来動植物の貴重な棲家です。都市近郊の多くの池がコンクリート張りとなり、擬木で縁取られた池と化しています。これでは鳥も魚も寄り付かず、植生も貧弱なものとなります。幸い現在の三好池は堤防等一部を除き自然護岸で、周囲も木々に囲まれ、野鳥が飛び交う自然環境豊かな空間です。既存の外周道路の車の通行量も少なく、町内外から大勢の人が集まり、春の桜や夏のあじさいを楽しみ、散策やジョギングの憩いの場となっています。
このため三好町民の多くにとって、今回の散策路建設計画はあまりにも唐突でした。町の行ったパブリックコメントには「今のままでよい」、「自然を壊さないで欲しい」、「何故新たな散策路が必要なのか」といった、建設反対の声が多数寄せられました。しかし三好町がその後発表した「三好公園池周辺基本計画」には、距離は多少短くなったものの、岸辺を埋立て造る散策路建設が相変わらず残り、その上新たに橋を架ける案も浮上しました。
私たちは、散策路の建設は動植物の生態系を壊し自然破壊をもたらす、外周道路の車の通行量は少なく、交通規制等で別の対策を採れば歩車分離は不要である、このままでは散策路建設が進んでしまうと考え、4月末から散策路の建設中止を求める署名活動を始めました。反響は非常に大きく、1ヶ月余りで1万4325人(町内1万2007人、町外2318人)という、多数の署名が集まりました。また、「三好池を守る会」も2750人(町内1000人、町外1750人)の署名を集め、6月4日に久野町長に一緒に署名を手渡しました。これに対し久野町長は「署名をないがしろにして進めることはしない。話し合いをさせてもらいたい」と答えました。その一方、町は6月議会の一般質問で、「基本計画策定において(愛知用水土地改良区と)各種協議を重ね、溜池管理者の維持管理事業を推進いただき、その後に公園事業により水辺整備を行う旨協議している」と答えています。
私たちも、三好池の護岸に長年の波浪で傷んでいる箇所があることは否定しません。しかし「水中でもなく、陸上でもない“あいまいな水際(岸際)”が、さまざまな動植物にとって重要な空間であることは学術的にも今や常識」(矢作新報)です。私たちは、愛知用水土地改良区が行う護岸補修工事は、自然に配慮した工法による最小限の工事にとどめるべきで、散策路整備に関連付けるべきでないと考えます。また、三好町民は愛知用水土地改良区が行う護岸補修工事について、その内容や事業の進め方をほとんど知りません。以下質問をさせていただき、公開の場で議論をしたいと考えます。質問の趣旨を御理解のうえ回答を寄せて頂きますよう、お願い申し上げます。
なお回答は8月23日までに、文書で下記宛に郵送していただくか、または、手渡しの場を設けてください。
質 問 事 項
(1)愛知用水土地改良区の行う三好池護岸補修工事と散策路建設計画が結びついたのは、どのような経緯によるものですか。
(2)三好町は当初、愛知用水の管路整備が進み漏水が減るため、三好池の貯水必要量が少なくてすみ、水位が3m以上低くなり裸地が現れると説明しました。愛知用水土地改良区はこの説明を認めますか。
(3)愛知用水土地改良区が護岸補修工事を必要と考える場所は、三好池のどの部分で距離はどれほどですか。できましたら写真を添付したうえ、その理由をお示し下さい。
(4)愛知用水土地改良区から受取った土地改良施設維持管理適正化事業(32期生)実施計画書には、標準断面図(1)、標準断面図(2)、標準断面図(2)’が添付されていますが、いずれも護岸崩壊箇所の補修工事とは思えません。添付された標準断面図の意味は何ですか。特に護岸補修工事に、盛り土して造る「管理用道路幅員3m(散策路)」が何故必要ですか。
(5)散策路の建設中止を求める署名活動に、17000人余の署名が集まったことからも分かるように、三好池の貴重な自然護岸を残してほしいとする要求は、三好町民を始め三好池愛好者の多くの願いです。愛知用水土地改良区として、護岸補修工事を散策路建設と切り離し、自然に配慮した工法による最小限の工事にとどめる考えはありませんか。
(6)土地改良施設維持管理適正化事業(32期生)、事業費2000万円、の事業箇所、事業内容は何時決まりますか。また、公表する考えはありますか。護岸補修工事を標準工法で行った場合、コンクリート護岸になる可能性があるとの記事が新聞に載りましたが、これは事実ですか。標準工法とはどのような工法ですか。
(7)愛知用水土地改良区の単独予算では、自然工法を取り入れた護岸補修工事は難しいとするならば、私たちは、条件にもよりますが、三好町が補助金を投入することを否定するものではありません。愛知用水土地改良区として、私たちを含む三好町民と、三好町、愛知県を交え、話合いの場を持つ考えはありませんか。
2008年07月04日
愛知用水土地改良区に質問!

愛知池問題に関し、愛知用水土地改良区本所事務所に公開質問状を提出しました。
この記事は速報で、質問状は別途公表します。
愛知用水土地改良区/本所事務所の情報
http://itp.ne.jp/aa/KN2300060600485512


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