北海道大学総合博物館で大東と小笠原の展示が始まります!
本日11:30オープニングセレモニー開催!
第三期展示 2010年5月14日(金) 〜 11月14日(日) 予告
私たちの展示ブースに置かれた地球儀を眺めてください。日本列島はユーラシア・プレートの東端に位置し、海という境界に囲まれています。海は障壁となるだけでなく、ヒトやモノを結ぶ役割も果たします。
本展示では、南西日本を「海彊」として捉え、琉球諸島、大東諸島、小笠原諸島、対馬などを中心に、境界を越える歴史の営みを見ていきます。
北大総合博物館に沖縄を!GCOE代表岩下明裕さんご挨拶
境界研究(ボーダースタディーズ)のプロジェクトを立ち上げて以来、これまで以上に日本の
国境地域について強い意識をもつようになりました。北海道は「北の国境」にかかわる問題には
敏感ですが、「南の国境」にかかわることには反応芳しくありません。グローバルCOEで「南の
島嶼」をとりあげたい。「沖縄を北大に持ってくる」。その願いがいよいよ明日、実現します。
5月14日スタートの北大総合博物館第3期「海疆ユーラシア:南西日本の境界」では、台湾と
八重山、さらには太平洋に向かう大東島、小笠原の世界を表現します。北の大地で、南の海に
かかわる展示を行うことは、私たちにとってはチャレンジングな企画でした。準備の際、お世話に
なった沖縄をはじめ、島の方々、関係者のみなさんには、お礼の言葉もありません。そして、
北海道のみなさんが、第2期の「知られざる北の国境」の時と同じように、盛り上げてくださる
ことを期待しております。
なお、第2期展示の一部(樺太国境標石のレプリカ、千島の海底ケーブルなど)も、スラブ研究
センター5階のグローバルCOE(特別)ミュージアムにて、明日より公開されます。これはスラブ
研究センターのセミナー等催しの際などに、適宜オープンしますので、どうぞセンターへお越し
の際に、お立ち寄りください。
GCOE代表 岩下明裕
(2010年5月13日 グローバルCOEプログラム
《境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界》
メールレター第11号より引用)
(以下,同じくメールレターより引用)
◆◇◆イベント情報(共催・後援なども含む)◆◇◆
◇オキナワ・ウイークエンド迫る(5月14-15日)◇
ますます混迷を深める普天間問題。今年3月、ワシントンで本プログラムが東西センターと
共催したシンポジウム「日米同盟:地域的安全保障と沖縄」にて、米国の政策研究コミュニティ
に衝撃を与えた沖縄タイムス記者、屋良朝博氏が来札されます。屋良記者は、翌15日に
HBCラジオ中村美彦の「一筆啓上」(朝7時より)に、拠点リーダーと一緒に出演される運びと
なっています。道内在住の方はお聞き逃しなく。
また翌15日には
博物館第3期展示の真の立役者、八重山毎日の松田良孝記者が台湾と
八重山について重厚なレポートを展開します。博物館展示と併せてご期待ください。
▲第1弾:GCOE・SRC特別セミナー
日時:2010年5月14日(金)16:00〜17:30
報告者:屋良朝博(沖縄タイムス論説委員)
題目:なぜ沖縄に米軍がいるのか:普天間の行方
場所:北海道大学スラブ研究センター4階大会議室
※申込者多数の為、事前登録は終了いたしました。
▲第2弾:土曜市民セミナー/シリーズ「知られざる日本の国境:南の島嶼へ」第2回
日時:2010年5月15日(土)13:30〜15:00
報告者:松田良孝(八重山毎日新聞記者)
題目:八重山に息づく台湾:境域に暮らす
場所:北大総合博物館1F「知の交流」コーナー