軍政下の渡航文書

bonin

2010年01月06日 17:19


那覇市歴史博物館に保存されている旅券等の渡航文書でもっとも珍しいものは、米国軍政府本部が1949年に発行した「旅行証明書」だと思われます。
印刷機がなかったためか、写真のとおりなんと手書きです。
写真のシールもありません。


関係所官に対する要請文も手書きでした。
米国軍政府は、所持人のことをa Ryukyuan National(米軍は、後に「琉球市民」と訳をあてた) と呼んでいます。


査証欄には、講和条約前の占領下日本の再入国許可の印も押されていました。
当初、日本人と琉球市民は別に扱っていたようです。

関連記事