またやって来た1・17
震災被災者として、今年も1・17をやり過ごしました。
正月明けで冷え込みも仕事も本格的に忙しくなる中、17日が近づく度に胸騒ぎがして来ます。
で、17日の早朝を、何をすることもなく、ニュースを見て過ごし、中途半端な二度寝をするというのが、毎年の繰り返しです。
早朝の街に出てローソクを灯し祈る訳でもなく、そんな志の高い人と比べると、だらだら、本当にみっともない朝を過ごしています。でも、キリッと冷たい風の中、震災犠牲者の慰霊をするなんて気持ちにはなれないのです。
確かに生き残った者として、申し訳ない気持ちはいっぱいなのですが、加えて、震災後、まだまだ神戸っ子として街の再建を担うべき立場にあったのに、3年後の98年春には、就職のため三好町に引っ越し、いわば戦場から逃亡して来たような罪悪感を感じるのです。
16日の晩は、十分に眠れないままに、目が覚め、早朝の番組を見て、陰鬱な気分に疲れ果て、中途半端な休息、これがいけませんね。
でも、来年も一緒かな…。
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