2012年03月13日
『越境とアイデンティフィケーション』表紙完成♪
復帰前の琉球渡航研究の集大成,近日刊行!
表紙のデザインが出来上がりました!
終戦直後,沖縄・奄美群島の人々はくらしや学びのために密航を敢行した。
やがて,占領行政の中,「ゆくしパスポート」があるために,内地との行き来には
大きな妨げがあった…。
密航から日琉渡航手続,日琉パスポートのさまざまについて網羅的解説をした書籍が
いよいよ発売されます!
奄美・沖縄の関係者におかれましては,ぜひご参考いただきくおねがいいたします。
『越境とアイデンティフィケーション』
──国籍・パスポート・IDカード
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陳 天璽・近藤 敦・小森宏美・佐々木てる 編著
A5判上製488頁・定価5040円(税込)
ISBN 978-4-7885-1275-7 C1036
分野=社会学・国際政治
◆国家のシステムと人のアイデンティティの桎梏
現在、世界中で2億人を超える移民が暮らし、2050年には4億人以上とな
ることをご存知でしょうか。移民がグローバル化し、多様な出身地からなる人
々が共存する世界において、複雑化する国家と個人の関係はどうなっていくの
でしょう。本書は個人が誰であるか確認する行為、つまり「アイデンティフィ
ケーション」に焦点をあて、その現状認識から未来の眺望を拓きます。国家は
個人をいかに識別し、逆に個人はどう自己証明するのか。国籍をめぐる法原理
の側面、アジア・ヨーロッパ・パレスチナ/イスラエルの人々の実践の側面、
パスポートなどモノが語る側面から、越境社会を明らかにする力作論集です。
Posted by bonin at 01:19│Comments(0)
│旅券
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