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2010年05月09日

舞鶴高1殺害事件公判日程決まらず


世間の耳目を引いた大事件,舞鶴高1殺害事件の初公判の期日がまだ決まっていません。
この事件の問題は,真犯人かどうかという点で,逮捕直前から,被疑者と捜査官で激しく争われていたこと,また,裁判員裁判なら無罪判決が出る可能性があると判断した検察官が裁判員法のスタート直前に起訴したということにあります。
無罪推定を受ける被告人の長期の抑留が大きな問題になってきました。

舞鶴・高1殺害:公判日程決まらず…長引く整理手続き
 京都府舞鶴市で高校1年の小杉美穂さん(当時15歳)が殺害された事件は7日で発生から2年を迎えた。現場近くの同市朝来西町に住む中勝美被告(61)が殺人や強制わいせつ致死の罪で起訴されたが、一貫して関与を否認。検察、弁護側双方の主張や証拠を整理する公判前整理手続きは12回を数えて続行中で、公判の日程は決まっていない。

 起訴内容は、08年5月7日未明、同市朝来川の川岸付近で、小杉さんの頭や顔を鈍器で何度も殴り、出血性ショック死をさせた、とされる。直接的な証拠はなく、府警や検察は事件直前に被害者が男と一緒に歩く様子が映った防犯ビデオ映像など、中被告の犯人性を示す状況証拠を積み重ねた。

 しかし、公判前整理手続きでは、ビデオの男が中被告かどうかという基本事項をはじめ、多くの争点が浮上。複数の専門家によるビデオ映像の解析・鑑定が行われたほか、証拠の開示を巡るやり取りが長引いている。…


京都新聞によれば初公判は秋以降という記事も…
舞鶴高1殺害2年、初公判めど立たず 秋以降?争点整理が長期化5月8日8時59分配信
京都地裁(米山正明裁判長)で、争点などを絞り込む公判前整理手続きが09年7月に始まり、今年4月までに計12回の協議を重ねた。初公判は早くても秋以降になりそうだ。

当時の報道を見ると
舞鶴少女殺害事件 7月に第1回公判前手続き(2009/05/26 22:15産経新聞)
京都府舞鶴市の高1少女殺害事件で、殺人と強制わいせつ致死の罪で起訴された同市の無職、中勝美被告(60)について、京都地裁(米山正明裁判長)は26日、第1回公判前整理手続きを7月14日に開くことを決めた。…


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Posted by bonin at 21:27│Comments(0)法律実務
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