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2010年09月29日

機長もラストフライト


ニューヨークJFKから成田までの機長は、ご自身も最後のお仕事でした。

今次の航路は、アラスカからさらに北を通り、日付変更線を越え、ロシアに一旦入り、稚内から日本に入っていくルートを採る予定との説明がありました。

本当に南から北極近くまで大旅行になりました。

機長のご挨拶の大要は、以下のとおり。
サンパウロ線の最終便、ニューヨークからスーパージャンボの最終便になりました。
2008年10月には、ブラジル移民100周年、JALサンパウロ線就航30周年を記念し、日伯交流記念運航がなされました。
その2年後にサンパウロ線が廃止されることは、痛恨の極みです。
ただ、JAL再建計画の中、安全運航と確実なサービスの提供のため、一旦廃止されることはやむを得ないことです。
私事になりますが、わたくし自身、JAL34年間の勤務の最後のフライトとなります。
DC−8にはじまり、747、そしてDC−10に、このスーパージャンボと言われる747−400を運航してまいりました。
皆さまのご支援に支えられ、このフライトがラストフライトとなります。ありがとうございました。
さらに機長さんは、英語でも丁寧にご挨拶されました。

乗客も拍手で応えました。

ジャンボの2階席の広々とした空間に注ぐ朝の光で機長の心のこもった挨拶を聞き、つい、20年以上前の国鉄最後の日を思い出してしまいました。
社会が認める高度な技術を持ったプロが、時代や状況の流れに巻き込まれ去っていく、なんとも言えない寂しさ。この雰囲気はなんとも言えないとしか言いようがないですね。


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Posted by bonin at 13:16│Comments(0)JAL南米線
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