2010年09月18日
地域環境学ネットワークシンポ参加
研究者は、地域にやってきてデータだけ採って帰るだけになっていませんか?
研究者も、専門に閉じこもらず、現場では、有り体でいることが重要。溝にはまったじいちゃんの軽自動車を助けてあげるだけで存在感がある。
一枚岩でない、多様な利害が絡む地域に理解を得るとはどういうことか。
若い研究者が、相手のある問題解決に粘り腰で取り組むには。路頭に迷わせることにならないか。
兼業農家があるように、兼業研究者があってもいいんじゃないか?
地域環境学ネットワーク設立記念シンポジウム
−地域の環境保全と持続可能な発展に役立つ科学を求めて−
http://www2.nagano.ac.jp/sato/symposium2010/
に参加しました。
シンポジウム第1部 (9月18日 14:00〜18:30)
「地域に役立つ知識とは? ― さまざまな研究のありかた」
島嶼、山村、都市…。
地域の問題を解決しようと積極的に活動する研究者や技術者、地域の関係者の切れ味鋭い報告で大変力付けられました。
松田裕之氏(横浜国大)の「訪問型研究者と地域−受け入れられ活用される私になるために」
と題した研究報告は、極めて戦略的で、実に勉強になりました。
パネルディスカッションのコメンテーターとして秋道智彌氏(総合地球環境学研究所)が発言、豊富な知識に基づく適切なまとめが述べられました。
Posted by bonin at 17:50│Comments(0)
│小笠原資料
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